初の300kmオーバー:BRM321群馬300km(中編)
前回の続きです。
睡魔に負けて中途半端なところで終わってしまいました。
工事中で通れなかった道を迂回してちょっと遠回り、K11に復帰。キューシートに乗っかるルートに戻ったところでまた淡々とルートをたどります。
このPC1~PC2間が80km超と一番長い区間なのでどこかで一回は休憩した方がいいだろうなあ、と思いながら走っていると、頭上を渡るブリッヂを自転車に乗った家族連れが通り過ぎて行きます。ふと周囲を見回すと、このブルべのタイトルにも名を連ねる森林公園まで来ていました。
PC1から40kmあまり、まだ休憩って感じじゃなかったのですが、森林公園の駐車場と入口ゲートの前を通ったのでとりあえずトイレには入っておくことにしました。
子供が小さいときに来て以来、10年以上ぶりですね。って別に中に入ったわけじゃないですけど。
ここでちょっとだけ補給、ということでPC1で追加購入したブラックサンダーを食しました。補給食として食べたのは初めてだったけど悪くないですね。
その後もずっとキューシートに従って走りましたが、吉見運動公園に差しかかろうというところでちょっと「?」なところに来ました。
前後の関係から明らかにここで曲がるんだろう、という交差点、そこには「止まれ」の標識が立っています。しかし、手元のキューシートにはそれを示す「T」のマークがありません。あれ、走っている道自体が違うのか?
ここでいい加減に走ってミスコースすると面倒なことになると思い、念のためスマホでルートを確認、やはりこの交差点が曲がるポイントで合っていることがわかりひと安心。
後で確認したら、暫定版→確定版の更新時に「T」が追加されていたのを、変更点だけコピーした時に見落としていたのでした。なんだ俺が悪いんじゃないか。
吉見総合運動公園の脇を通り
河川敷は爆風ではないものの向い風でちょっと脚を削られ気味。
狭ーい橋で荒川を渡り、
鴻巣を抜けたあたりで路肩が広くなった場所があったので休憩。PC1で買ったおにぎりを自転車に跨ったまま食べました。
と、反射ベストを着たローディがちらりと振り返りながら通り過ぎるのが目の隅に入りました。あれ、あのウェアと走行フォームはYabooさん、自分より前を走っているはずじゃ・・・後で聞いたところではやはり途中のコンビニで補給していたそうです。
おにぎりを食べ終わると追っかけ自分もスタート。そこから20㎞あまりでPC2のミニストップに到着しました。
そこではYabooさんが見知らぬ普段着の人と話をしています。うむむ、話好きのおじさんに捕まっているのか?と思いつつその横に自転車を停めると、「こちらいでおんさん」と紹介して下さいました。
おお、何を失礼なことを言っているんだ俺はw。色んな人のブログで名前をお見かけする、仲間うちでも古参の先輩ではないですか。
ご自宅がこのPCのすぐそばとのことで、SepaさんYabooさんを迎撃しに来られていたそうです。わたしも差し入れのおこぼれに預かってしまいました。いでおんさん、ありがとうございました~。
最近はちょっと潜っているけどまた走り始めるつもり、とのこと。今度はぜひライドでご一緒しましょう!
そしてYabooさんは一足先に出発。これを最後にYabooさんの姿をお見かけすることは出来ませんでした。
ここではパン二つくらい食べたんだったかな?仕上にいでおんさんから頂いたゼリーを飲んで自分も出発。
この先は宇都宮まで一路北に進みます。利根川橋を渡ったりはしますが
約60㎞の行程、その後はただただ市街地を走るだけ。29.3㎞曲がらずにR4を進むキューもあり、無心に走行距離を伸ばすしかありません。
前方に一人ブルべ走者がいてその数m後ろにつきましたが、そのペースが絶妙に遅い・・・それぞれのちょっとしたスピードの増減で追いついてしまいそうではあるけど、自分が走りたい速度と比べて1㎞/hくらい遅いかな?という感じ。追い越したら引き離すためにペースを上げたくなって脚を使ってしまう、でもまだ半分以上の距離が残っているからここでそんなことはしたくない、そうはいっても微妙にかったるいペースだから抜かしてしまいたい・・・んーどうしようどうしよう、と思いながら20㎞以上彼の後ろを走りましたかね。信号待ちでは追いついて一言二言言葉を交わしたりしながら。
結局宇都宮市街に入ったあたりの二段階右折でちょっともたもたしてたので前に出て、その後は信号で千切ってまたひとり旅となり、PC3に到着。それなりに賑わっていたPC2までとは違い、他のブルべ走者は一人しかいません。もうみんな行っちゃったんですか~って感じでした。
買物と補給を済ませて出発、PC4まで約40km。この間は特筆すべきことは何もありません。ってかどういうところを走ったんだかまるで思い出せない・・・そんな単調で特徴のない道だったと思います。
200kmの時点で写真を撮ろうと思ったんだけどもたもたしているうちにちょっと過ぎてしまいました。
途中、ファミリーマートのある交差点でストップした時に撮影。
ここで「プレミアムチキン」の宣伝看板が目に入りました。次のPC4もファミリーマートです。ここまでの補給はパンやおにぎりばかりだったので、よし、次のPC4ではプレミアムチキンを喰うぞ!と強く心に決めてそれをモチベーションにまた漕ぎ進めました。
そしてやっと最後のPC4到着。
プレミアムチキン、プレミアムチキン・・・と念じながら店内に入り、まずは飲み物をチョイスしていそいそとカウンター前に来てみると、保温ケースの最上段、プレミアムチキンの席が・・・・・
空いていますorz 何で用意してねえんだこのやr(ry
一応店員さんに訊いてみますがないものはありません。仕方ない、普通のフライドチキンとあと肉まん買ったのかな?外で座り込んでそれらを食べ、また準備して最後の70km余りに向けて出発です。
ここまでずっとキューシートで走り、スマホでルートを確認したのは2~3回だったのでもうスマホはウエストバッグに突っ込んじゃおうかと思ったのですが、夜間走行で必要になることもあるだろう、とそれまで通りにガーミンの横のスマホホルダーにセットしました。
ここでは他に3~4人のブルべ走者がいて、出発のタイミングも合っちゃったので最初は3人の先頭で走る形になりました。しばらくそのまま行きましたが、寒いだろうと思ってPC4でヘルメットの下に被ったキャップが暑くて鬱陶しい・・・信号待ちで一旦離脱、キャップを脱いで走っているうちにまた追いつきました。
後ろからも一人追いついてきて、4人でトレインというほどではなくつかず離れず走ってPC4から約20㎞ほどきたあたり。
ふと気がつくと、スマホホルダーがやけにビビり音を発しています。そう、まるで何も乗っかっていないかのように・・・・
下を向いてヘルメットにつけたライトで手元を照らしてみると、そこにあるはずの
スマホがない。
ありません。空白。欠落。Absence・・・・茫然自失。
その瞬間に即停止、歩道に乗り上げて足元をヘルメットのライトで照らしながら今来た道を戻り始めました。その時にまず浮かんだのは、ついこの前もこうやって走って来た道を何かを探しながら戻ったなあ・・・ということ(笑)
あまり気にしていなかったとはいえ、ビビり音を発し始めたのはそんなに前からじゃないはず。少し戻ればその辺に落ちてるんじゃないか・・・と淡い期待を抱きながらあちこち照らしながらゆっくり走ります。黒いタバコのパッケージにぬか喜びしたりしつつ1㎞ほど戻り、きりのいい交差点まで来ましたが見つかりません。
ここでどうするか判断を迫られました。このままずるずると10km以上戻る気力もないし、そうしたからといって見つかる可能性も少ないだろう。とにかくまずはゴールして、あとは改めて車で探しに来るなりなんなり考えよう。ということで結論はすぐに出ました。
いや、とっととゴールして楽になりたかっただけなんですけどね。
前篇が短かった分、このまま最後まで引っ張るには長すぎる・・・2部で終わらせたかったんですが面倒ながらここまでを中編として後編へ。
<続く>
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睡魔に負けて中途半端なところで終わってしまいました。
工事中で通れなかった道を迂回してちょっと遠回り、K11に復帰。キューシートに乗っかるルートに戻ったところでまた淡々とルートをたどります。
このPC1~PC2間が80km超と一番長い区間なのでどこかで一回は休憩した方がいいだろうなあ、と思いながら走っていると、頭上を渡るブリッヂを自転車に乗った家族連れが通り過ぎて行きます。ふと周囲を見回すと、このブルべのタイトルにも名を連ねる森林公園まで来ていました。
PC1から40kmあまり、まだ休憩って感じじゃなかったのですが、森林公園の駐車場と入口ゲートの前を通ったのでとりあえずトイレには入っておくことにしました。
子供が小さいときに来て以来、10年以上ぶりですね。って別に中に入ったわけじゃないですけど。
ここでちょっとだけ補給、ということでPC1で追加購入したブラックサンダーを食しました。補給食として食べたのは初めてだったけど悪くないですね。
その後もずっとキューシートに従って走りましたが、吉見運動公園に差しかかろうというところでちょっと「?」なところに来ました。
前後の関係から明らかにここで曲がるんだろう、という交差点、そこには「止まれ」の標識が立っています。しかし、手元のキューシートにはそれを示す「T」のマークがありません。あれ、走っている道自体が違うのか?
ここでいい加減に走ってミスコースすると面倒なことになると思い、念のためスマホでルートを確認、やはりこの交差点が曲がるポイントで合っていることがわかりひと安心。
後で確認したら、暫定版→確定版の更新時に「T」が追加されていたのを、変更点だけコピーした時に見落としていたのでした。なんだ俺が悪いんじゃないか。
吉見総合運動公園の脇を通り
河川敷は爆風ではないものの向い風でちょっと脚を削られ気味。
狭ーい橋で荒川を渡り、
鴻巣を抜けたあたりで路肩が広くなった場所があったので休憩。PC1で買ったおにぎりを自転車に跨ったまま食べました。
と、反射ベストを着たローディがちらりと振り返りながら通り過ぎるのが目の隅に入りました。あれ、あのウェアと走行フォームはYabooさん、自分より前を走っているはずじゃ・・・後で聞いたところではやはり途中のコンビニで補給していたそうです。
おにぎりを食べ終わると追っかけ自分もスタート。そこから20㎞あまりでPC2のミニストップに到着しました。
そこではYabooさんが見知らぬ普段着の人と話をしています。うむむ、話好きのおじさんに捕まっているのか?と思いつつその横に自転車を停めると、「こちらいでおんさん」と紹介して下さいました。
おお、何を失礼なことを言っているんだ俺はw。色んな人のブログで名前をお見かけする、仲間うちでも古参の先輩ではないですか。
ご自宅がこのPCのすぐそばとのことで、SepaさんYabooさんを迎撃しに来られていたそうです。わたしも差し入れのおこぼれに預かってしまいました。いでおんさん、ありがとうございました~。
最近はちょっと潜っているけどまた走り始めるつもり、とのこと。今度はぜひライドでご一緒しましょう!
そしてYabooさんは一足先に出発。これを最後にYabooさんの姿をお見かけすることは出来ませんでした。
ここではパン二つくらい食べたんだったかな?仕上にいでおんさんから頂いたゼリーを飲んで自分も出発。
この先は宇都宮まで一路北に進みます。利根川橋を渡ったりはしますが
約60㎞の行程、その後はただただ市街地を走るだけ。29.3㎞曲がらずにR4を進むキューもあり、無心に走行距離を伸ばすしかありません。
前方に一人ブルべ走者がいてその数m後ろにつきましたが、そのペースが絶妙に遅い・・・それぞれのちょっとしたスピードの増減で追いついてしまいそうではあるけど、自分が走りたい速度と比べて1㎞/hくらい遅いかな?という感じ。追い越したら引き離すためにペースを上げたくなって脚を使ってしまう、でもまだ半分以上の距離が残っているからここでそんなことはしたくない、そうはいっても微妙にかったるいペースだから抜かしてしまいたい・・・んーどうしようどうしよう、と思いながら20㎞以上彼の後ろを走りましたかね。信号待ちでは追いついて一言二言言葉を交わしたりしながら。
結局宇都宮市街に入ったあたりの二段階右折でちょっともたもたしてたので前に出て、その後は信号で千切ってまたひとり旅となり、PC3に到着。それなりに賑わっていたPC2までとは違い、他のブルべ走者は一人しかいません。もうみんな行っちゃったんですか~って感じでした。
買物と補給を済ませて出発、PC4まで約40km。この間は特筆すべきことは何もありません。ってかどういうところを走ったんだかまるで思い出せない・・・そんな単調で特徴のない道だったと思います。
200kmの時点で写真を撮ろうと思ったんだけどもたもたしているうちにちょっと過ぎてしまいました。
途中、ファミリーマートのある交差点でストップした時に撮影。
ここで「プレミアムチキン」の宣伝看板が目に入りました。次のPC4もファミリーマートです。ここまでの補給はパンやおにぎりばかりだったので、よし、次のPC4ではプレミアムチキンを喰うぞ!と強く心に決めてそれをモチベーションにまた漕ぎ進めました。
そしてやっと最後のPC4到着。
プレミアムチキン、プレミアムチキン・・・と念じながら店内に入り、まずは飲み物をチョイスしていそいそとカウンター前に来てみると、保温ケースの最上段、プレミアムチキンの席が・・・・・
空いていますorz 何で用意してねえんだこのやr(ry
一応店員さんに訊いてみますがないものはありません。仕方ない、普通のフライドチキンとあと肉まん買ったのかな?外で座り込んでそれらを食べ、また準備して最後の70km余りに向けて出発です。
ここまでずっとキューシートで走り、スマホでルートを確認したのは2~3回だったのでもうスマホはウエストバッグに突っ込んじゃおうかと思ったのですが、夜間走行で必要になることもあるだろう、とそれまで通りにガーミンの横のスマホホルダーにセットしました。
ここでは他に3~4人のブルべ走者がいて、出発のタイミングも合っちゃったので最初は3人の先頭で走る形になりました。しばらくそのまま行きましたが、寒いだろうと思ってPC4でヘルメットの下に被ったキャップが暑くて鬱陶しい・・・信号待ちで一旦離脱、キャップを脱いで走っているうちにまた追いつきました。
後ろからも一人追いついてきて、4人でトレインというほどではなくつかず離れず走ってPC4から約20㎞ほどきたあたり。
ふと気がつくと、スマホホルダーがやけにビビり音を発しています。そう、まるで何も乗っかっていないかのように・・・・
下を向いてヘルメットにつけたライトで手元を照らしてみると、そこにあるはずの
スマホがない。
ありません。空白。欠落。Absence・・・・茫然自失。
その瞬間に即停止、歩道に乗り上げて足元をヘルメットのライトで照らしながら今来た道を戻り始めました。その時にまず浮かんだのは、ついこの前もこうやって走って来た道を何かを探しながら戻ったなあ・・・ということ(笑)
あまり気にしていなかったとはいえ、ビビり音を発し始めたのはそんなに前からじゃないはず。少し戻ればその辺に落ちてるんじゃないか・・・と淡い期待を抱きながらあちこち照らしながらゆっくり走ります。黒いタバコのパッケージにぬか喜びしたりしつつ1㎞ほど戻り、きりのいい交差点まで来ましたが見つかりません。
ここでどうするか判断を迫られました。このままずるずると10km以上戻る気力もないし、そうしたからといって見つかる可能性も少ないだろう。とにかくまずはゴールして、あとは改めて車で探しに来るなりなんなり考えよう。ということで結論はすぐに出ました。
いや、とっととゴールして楽になりたかっただけなんですけどね。
前篇が短かった分、このまま最後まで引っ張るには長すぎる・・・2部で終わらせたかったんですが面倒ながらここまでを中編として後編へ。
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by gon_oz
| 2015-03-27 01:50
| 自転車
|
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