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BRM912群馬300kmリベンジ毛無峠 参戦記(後篇)

前エントリーの続きの前に今回の装備について少しだけ。

全貌が写っていなくてわかりづらいのですがこれが今回のハンドル廻り。ガーミンとキューシート用のクリップボードのみです。
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比較しづらいですが前回までがこれ。補助バーを追加してそこにガーミンとスマホホルダーを取り付けています。
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今回はスマホホルダーがなくなっています。
ガーミン510Jを買う前(クロスバイクに乗ってた頃)はサイコンを持っていないのでスマホのサイコンアプリを使い、地図もそのアプリのものを表示して使っていました。
なのでガーミン導入後も地図を見ながら走る時は使い慣れたスマホのを使っていたのです。地図が表示されずルートだけの案内じゃわかりづらいでしょ、ってことで。まあ食わず嫌いですね。
でもここ3~4ヶ月、せっかくの機能なんだからと510Jの簡易ナビ機能を使ってみると意外といけることがわかりました。使っている人にとっては何を今さら、って感じでしょうけどw。決まった道を走る分にはこれで十分、ってことはブルべには持ってこいですね。しかも今回のような山岳コースの場合は断面表示も役に立ちます。
それで今回はスマホをやめてキューシート+ガーミンのみのシンプル装備としました。
えー、決して前回のブルべでスマホを落としたからじゃありませんよ~(笑)
この装備のいいところは前回までのセッティングと違って、準備で余分な補助バーとかのつけ外しをする必要がないこと。これは楽ちんです。

あと、上の写真にあるようにキューシートと一緒に断面図もクリップボードに挟んでおきました。主要なピークと底の標高を記入してあります。
これはとにかく「うんざりしない」ことが目当てです。この先どの位上るのか、毎日のように眺めていた断面ですけど、やっぱり走りながら確認できると違います。
これとガーミンの断面表示(先3kmの勾配がわかる縮尺にした)で行く手の勾配に心を折らずに走る、これを心がけました。もっとも100m以下の細かいアップダウンはよくわからないんですが(笑)。これについてはまた後程。

さて、そんな装備で走ったこのブルべ、前回は渋峠の国道最高地点までのレポートでした。
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写真はここだけ切り取っていますが、石碑の周りはオートバイの連中で結構賑わっていました。
一言ツイートするとすぐにまた毛無峠に向けて出発です。
最高地点からちょっと下りてくるとまた陽が射して廻りの景色がくっきりとした彩りで見えてきました。
のんびり停まって写真を撮ったりしたいところですが、走りながら適当にパチリパチリでおしまい。ああ残念・・・
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万座への分岐を右へ。
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どんどん降りていくと、殺生河原のようにゆで卵を食べたくなる臭いが充満しているところを通り
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右に曲がって短い激坂を上り万座プリンスの前を通過、さらに美しい池を横目に
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毛無峠への分岐を目指します。
この万座プリンスから毛無峠への分岐まで、ここが地味にキツいところでした。
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断面図でみると
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この部分、全然大したことないように見えます。
しかし、ここにさっき書いた100mに満たないようなアップダウンが沢山詰め込まれていて脚を削ってきます。ここまでは行く手の勾配が大体予測できて心の準備ができていただけに、このアップダウンは尚更堪えました。
そしてまた長野県へ。
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毛無峠への最後の分岐を左折して残りあと3~4km、道は狭くこの先どこに辿りつけるのか?という雰囲気に。この道で二人の先行する参加者とすれ違いました。そして峠まであと数百mか、路面が一段と悪くなるその境目あたりで
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鹿さんです。思わず停まって様子見。その瞬間は彼らもこっちを見ていてお見合い状態でした。
さすがに鹿なら襲われることはないだろうけど、このまま進んじゃって大丈夫だろうか?と逡巡しているとタイミング良くというか悪くというか後ろからクルマがやってきて、鹿さんたちは一目散に走りだし道路から逸れてどこかへ行ってしまいました。
そしてそこからさらに数百m、ついに毛無峠に到着です!
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なんというこの辺境感、寂寥感、世界の終り感。なかなか他ではお目にかかれない雰囲気です。
ちょっと前までは晴れていてこのような景色だった模様(AJ群馬HPより)
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そして通過チェックで記入された時間は
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本来の制限時間16:28に対して44分の貯金で到達することが出来ました!
やりましたよデビさん!
飲み物と補給のお菓子を頂いて少しだけ休憩。これもAJ群馬さん撮影です。
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さらにボトルの水も頂き、レッグウォーマーをして次のPC4へ出発です。

PC4まではほとんど下りなのですが距離が29.7kmと全区間の中で一番短く、勾配の割に貯金が稼げません。
そろそろ日が傾いてきたのでこんな感じです。
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下り区間の最後の方はほぼ直線でかなり飛ばせましたが所詮わずかな距離。その後菅平への上りに入ってからのPCだったこともあり、44分の貯金を67分にしただけでした。
PC3ではツイートできなかったので、ここでまず制限時間内に通過したことを呟きました。
引き続きツイートをチェックしてみると、なんとYabooさんがDNFとのこと。毛無峠への一本道を戻る時にスライドすると思ったのに会えなかったからおかしいな、とは思ったんですが・・・
残念でしたが結果的には重大なトラブルとかでなくてよかったです。

このPC4ではボトルに炭酸水を補充。
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どうでもいいんですけどここではこれしか写真を撮らなかったのでw
そして18時過ぎにPC4を出発。
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ここから菅平までの上りが約13km800m、最後の山場です。
往路では振動に悩まされつつ下り、上るのは大変だろうなあ、と他人事のように考えていた坂を今ついに当事者として上っています。
そしてこの上りでいよいよ夜間走行に突入、夜の峠道を一人で走るのは初めてです。
大丈夫かな~、と思いつつ薄暮れから夕闇に包まれるにつれてライトを一つ点け二つ点け、尾灯も点け、ヘルメットのライト・尾灯と合わせて前後3灯ずつのフル点灯となりました。
そして勾配は6%~10%の間を行ったり来たりしている感じだったと思います、もう何も考えずにただペダルを回すしかありません。
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実際暗くなって周りが見えなくなったこともあり、この上りのことはあんまり覚えていません。
往きの二度上峠では6~7%の勾配で軽めに回しても12~3km/hは出していたはずなのに、同じくらいの勾配で同じように回しているはずなのに10km/hを切るスピードしか出せない、やっぱり足がなくなっているんだな~、って感じたのは覚えているんですが。
菅平まで上ると、長野街道で鳥居峠を越えたりのアップダウンです。
直線基調のところはいいんですが、曲がりくねっていたり九十九折れになっていると道の先行きが見えなくてとてもスピードが出せない・・・ガーミンのナビゲーションで曲がる方向を早めに確認しつつ、慎重に走っていきます。
それでも一度集中力を欠いたところでちょうど小さい橋を渡ったのかな?よくわからないけど急カーブに突っ込み、前後輪フルロックになってしまい肝を冷やしました。
峠の夜間走行は照明装備を含めて鍛錬、研究が必要ですね。
ハンドルに中華ライト二つ、ヘルメットにジェントス閃をつけていたわけですが、ハンドルの二つの角度を変えてもうちょっと広い範囲を照らせるようにとか、それに比べるとジェントスは暗いので、曲がった先を照らすように首を振ってみてもあんまり効果的でなかったり、と改善の余地がありました。
つまごいパノラマラインを経由して北軽井沢に近づくと、周りに建物や街灯があったりして真っ暗闇ではなくなり、何とか走りやすくなってきます。そして最後のPC5に到着。
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ここでの貯金は37分。前半の上りが効いてこの区間で15km/hをキープすることはできませんでした。
しかし、ここから二度上峠まで10kmをゆるく上れば後はゴールまで50km弱下り基調です。PC5でタイムアウトにならなければ、その後トラブルがない限り完走できるはず・・・と毎日のようにコースと断面を見ながら考えていた、そのPC5にやっとたどり着いたのです!
先着していた他の3人の方とお話ししながら補給休憩、ここにきてこの日初めてのガリガリ君を食しました。
そして身支度をして最後の60㎞に臨みます。
まずは二度上峠まで。最初は直線基調のほぼ平坦路、じわじわと勾配が増して最後の2~3kmが峠道の上りになります。
ここもゆるゆるかつ淡々と上ってついに二度上峠!
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朝ここで写真を撮ってから14時間27分経っていました。
写真を撮ったりウインドブレーカーを着たりしているうちに一人に抜かされ、その後まもなく出発しましたが、まるで後姿が見当たりません。みんな漆黒の下りワインディングでなんでそんなに飛ばせるんですか~?
まあ焦るとろくなことがないので、九十九折れの間は特に慎重に下ります。はまゆう山荘を越えたあたりからか、直線基調になったあたりは安心して40km/h以上で走れました。あとは順調に権田の交差点でR406に合流、倉渕の先でちょっとした丘を越え、森下橋でまたR406。
そこからはどんどん街中に入っていくのである程度明るくなりますが、縁石やら側溝やらがあるので気を抜けません。ここまできてそういうのに引っかかって落車、走行不能にでもなったら泣くに泣けませんからね。
CRから少林山の橋を渡ってK49に入り、あと5~6kmになったあたりで時間を見ると、0時までにゴールできるか微妙なところ。
何とかその日のうちにゴールして19時間切りを果たしたい!と思い立ち、そこから「平地は別腹」理論を発動して残りは全力で飛ばします。完全に市街地ですから信号も多く思うように進めないものの、何とか間に合って23時58分に城南大橋下に到着!
しかし・・・受付のテーブルでは先着の方二人が完走の手続きをしていて手一杯ですw
しばし待ってやっとブルべカードを渡して各PCの時間を確認、認定タイムは19時間丁度となりました。これがあと1時間遅かったら大いに焦るところですが、丁度で覚えやすいし(別に覚えなくてもいいんだけどw)まあいいか、ってところですね。

用意されている飲み物とお菓子を少々頂いたら皆さんに挨拶して退散。
クルマに戻って撤収です。一通り片付け終って運転席に納まったところで完走報告のツイート、そして帰路につきました。
帰りは疲れて耐えられずにSAあたりで仮眠することになるんじゃないかと思っていましたが、眠気はあったものの何とか耐えて家まで直帰。いやあ疲れた疲れた。2時頃帰宅してシャワー浴びてからプシュッっとやって、寝床に着いたのが3時過ぎでした。


今年参加するイベント類の中で最大のミッションと位置付けていたこのブルべ、何とか無事完走することができました。完走14人中13番目のタイムでしたが、とにかくタイムや順位関係なく完走できたことは上出来で大満足です。
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300km6000mはとんでもない数字でしたけど、上りはどこも平均は7~8%以下で激坂続きではなく、また6000m上れば当然下りも6000mあるので、ツラいながらも辛うじて走りきることができました。
キツかった道中の思い出は既に美化されつつあり、また来年も一つか二つは山岳ブルべを走りたい気持ちになっています(笑)。

これでレポートはおしまいです。
Yabooさん、けろさん始め一緒に走った参加者の皆さん、AJ群馬のスタッフの皆さん、ツイッターで応援頂いた皆さん、本当にありがとうございました!!


さて、間もなくシルバーウィークですが、20日(日)はYabooさん、24WEさんと去年からの宿題となっている大弛峠に上ります。ご一緒頂ける方がいれば是非。
そしてその次の週末、9/27(日)は去年に続いてまえばし赤城山HC大会に参加します。また直前には少し書くと思いますが、肩の力を抜いて楽しみたいと思います。
まだまだ高いところに上れるシーズンは続きますね~

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by gon_oz | 2015-09-18 12:53 | 自転車 | Comments(4)
Commented by ぽじ at 2015-09-19 17:19 x
無事の完走おめでとうございます!
いやぁ山岳はいいですねぇ
毛無もいいです
2年前に走った埼玉のSA奥志賀とルートが被ってる箇所も多々あり
久しぶりに行ってみたくなりましたよ

「今年参加するイベント類の中で最大のミッションと位置付けていたこのブルべ」
を完走したんですから達成感もひとしおでしょう
自分もまたいつかそんな風に思える大会で走ってみたい
と思えるようになりました
来年こそはっ!

お疲れ様でした
ブログも長文で読み応えありましたよ〜♪
Commented by gon_oz at 2015-09-21 07:10
ぽじさま
コメントありがとうございます。
最初は絶対ムリ!と思っていたのですが、3月にこれの参加資格を得るために300を走った頃からなんとしても走りきりたい!と思うようになりました。
幸いなことに今年の夏は結構走ることができたのでいい準備ができていたと思います。
ぽじさんの次のレースに向けての積み重ねも、真似はできませんが気持ちだけは刺激をもらっています!
マラソンの準備でお忙しそうですが、早くまた一緒に走りたいですねー。
Commented by プチデビル at 2015-09-22 06:36 x
オール時間内での完走おめでとうございます。
遅いコメントですいません。
ちょっと自分もあたふたしていたもんで…

自分もやったことないくせに偉そうなコメントしてすいません。
300kmで6000m、想像を絶するようなブルべ
このgonさんの結果が自分の「喜多方」にも大きな励みになりました。
来年はどこかのブルべでご一緒できるといいですね
その時はよろしくお願いします。
Commented by gon_oz at 2015-09-22 16:57
デビさんコメントありがとうございます&隔週の600ブルベ連戦お疲れさまでしたー。
PC1でデビさんのコメントを見たときはデビさんらしいなあ、と笑ってしまうと同時にやってやるぞ!と一段とやる気が沸いてきましたよ。ホントにありがとうございます。
300km×6000m、今のめちゃ上れるデビさんならこのくらいは楽勝なのでは?と思います。と、まずは膝を万全にメンテナンスして下さい!
来年はどこかのブルベでご一緒できるといいですね。でも600×4本でSRとか狙われるとそれもムリですから、短距離(笑)にも参加してくださいよー