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麦草峠と、峠巡りの旅(後編)

この週末、土曜は大学のクラス会があったので電車で出勤、日曜は朝から雨で二日とも完全ノーライドでした。
土日完全ノーライドって久しぶりだな、いつ以来だろ・・と思ってガーミンコネクトで記録を遡ってみたら、なんとびっくり今年初めてでした。土曜の会社往復20㎞だけにしろ、今年に入ってからずっと土日どちらかは必ず自転車に乗っていたとは、我ながらちょっと驚きです。梅雨時とか思うように乗れなくてストレスが溜まりましたが、それでも週末まるで走れないってことはなかったんですねえ。

そんなわけで新しいネタもないのでゆっくりしてしまいましたが、前回の続きです。

26kmの長い道のりを走り始めましたが、最初のうちしばらくは平坦に近い緩い上りが続きます。
道端にはこういう標識が立っていて、標高100m毎に知らせてくれます。
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メルヘン街道とかロマンチック街道とか、誰がつけたのか知らないけど意味不明で風情のない命名は何とかならないんですかねえ(笑)。
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長い上りは最初の数kmがなかなか数字が減らなくて一番気が滅入るんですが、そこを緩い勾配でサクッと通過できたのは心理的には大きかったですね。
調子が出てきたところでそれに合わせるように勾配もきつくなってきました。
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断続的に8~10%くらいの斜度が続き、スピードはすぐに10~12km/hに落ち込みます。
こりゃやっぱり13時までに峠に着くのは無理かなー、と早くもあきらめムードになりますが、先はまだまだ長いのでペースを崩さず上り続けました。

そういえば途中で左折で麦草峠の看板(道路標識ではない)がありました。地図上は道なりに見えるけど実際には交差点を曲がっていく、っていうやつなのかな、と半信半疑で曲がってみましたがガーミンは「オフコース」の表示をしたままでルート図からも現在地が外れていきます。
数十m走ってやっぱり違うか、と元の道に復帰。登山客用の山道の案内なのか、曲がった先にある何かの店の陰謀なのか?単なる近道なのか?騙されないでよかった・・・

それからさらに数kmくらい上っていくと、勾配が緩い区間がしばらく続きました。これは体力的にも助かったしいい気分転換になりました。
その緩い区間の途中だったと思いますが、きれいな白樺林が左右に拡がっています。
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更に上り続けるとそのうち緩い区間も終わってしまい、また8~10%くらいのちょいキツ目の勾配の繰り返しです。13㎞で半分、はさっきの緩い区間で通過したと思いますが、さらに6.5kmで残り1/4、5kmで1/5・・・といつものように分数で切り刻んで残りの距離を消化していきます。
大雑把にいって最初がキツくて中間で緩くなり、その後またキツくなるのがこのルート全体のプロフィールだな、と理解しました。
断続的に現われる10%前後の勾配で脚が削られ段々スピードも落ちてきますが、残り1/4を切るともう少しだな、とかなり気が楽になります。それでも勾配は別にして白石峠一本分の距離があるわけですが(笑)。
残り3㎞くらいで、小海方面へ下る道との分岐を通過。下りはこれを走る予定ですが、ここに休憩所があって売店とか簡単な食堂とか、自販機も並んでいました。帰りに寄ってドリンクを補給することにしてとりあえず行きは素通りです。
残り3㎞を切ればもうカウントダウン状態です。緩まない勾配を指折り数えるようにじっくりのっそり上っていき、そろそろピークかというところで見えてきました!
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あの有名な道路標識が道の向う、上り勾配が緩んだところに姿を現します。ぼけちゃってますけどなかなかいい構図ですね、と自画自賛(笑)。ほんとはもうちょっと前にシャッターを押せるともっと良かったんですが。
で、麦草峠2127mに到着です。
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クルマで来ていたカップルの男性に声をかけられ、写真を撮ってくれるってことなのでお言葉に甘えました。普段は自分の写真には頓着ないんですが、せっかくなので。
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彼もロードバイクに乗るそうです。お返しにカップルさんの写真を撮ってさし上げました。

一息ついたらシリアルバーをちょっと補給して下山です。時間は13時ちょっと前。おお、タイムスケジュール通りに進んでいるではないですか!
峠の気温を確認しようと思って忘れてしまったのですが、ガーミンのログで見ると5~6℃くらいだったようですね。
この前ぽちったパールイズミのよだれかけ、ウインドブレーカー、さっきセブンで買った手袋を追加で装備して下り始めました。
重装備にしたこともあって、ここでも朝一番の下りのような耐えられない寒さではありませんでした。いやあ、よかったよかった。
3㎞ほど下ってさっき通り過ぎた休憩所に寄り道。トイレと飲料補給です。
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ちょっと眺めのいい場所もありました。
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ここを出るとR141までひたすら下りです。
R141直前の松原湖。
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湖畔まで下りれば紅葉と湖できれいな写真がとれそうでしたが、そこに行くにはちょっと下らなければならず、そこからまた上がるのがかったるそうなので迷わず省略。

R141に出ると左折して北上、セブンの小海豊里店に入って休憩です。暖かいドリンクと焼きそばパンなどを補給、写真は撮り忘れました。
まだ先は長いので、短めの休憩で出発です。
次に目指すのはぶどう峠。R141からK2へと右折します。
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その先で、R299の南を並走するK124に入って東に向かいます。14時半ごろとまだ午後の早い時間ですが、日が短くなったこの頃ではもう太陽が低くなってきて夕方のような陽の射し方です。
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道はずっと上り基調ですがキツくなることはなく、4~5%くらいを上限に緩く緩く少しずつ高度を稼いでいきます。
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工事中のダート道もあり。
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ここまでたぶん3,000m以上上っているので、さすがにへばってきました。この勾配のままぶどう峠まで行きつければいいなあ、などとあり得ないことを考えながら走って行くと、明らかにここから峠道で勾配がキツくなる、というポイントにきました。
正式な標識ではありませんが、「←ぶどう峠2.6km」と書かれた看板が壁に張り付いていました。写真撮っとけばよかったなあ。
2.6kmなら勾配がどうであれまあ大したことないな、と安心しつつガーミンの表示はラップ距離のままとして進みます。
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もうすぐ峠か、という辺りで巨岩出現。なんとなくグリーンラインの天文岩を想い出させます。
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これを過ぎると間もなくさっきの看板から2.6km。さてそろそろ峠かな・・・とカーブの先に看板や道標があったり道が下りになっていたり、を期待しながら進みますが相変わらず上りっぱなしです。
あれれ、とガーミンで断面を見てみると、おいおいあと1kmくらいは上りが続くじゃねえか!?
しかもこの最後の1kmが10%超連発の激坂続きですw。もう上りは終わりと思って弛緩した気持ちに鞭打って、なんとか峠に到着しました。
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標高1500m超で十石峠より100mちょっと高いみたいですね。
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距離に関しては・・うーん、看板を読み間違えたかなあ?そんなことはないと思うんだけど。登山者向けの山道の案内だったのか?車道に向けてでっかく貼られていたが・・・もう一回行って検証してみたい(笑)

気を取り直して先に進みましょう。ここで長野県から群馬県に入ります。
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R299に合流すべくどんどん下っていきます。
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合流後しばらく走って、朝と同じく道の駅上野でトイレ+自販機休憩。
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時間は16時半過ぎ、残りは40kmを切るくらいなのでこの先はもうノンストップで行きます。
最後の土坂峠を除いてはずっと下り基調なので、順調なら18時半くらいには龍勢会館に戻れるはず。
断面で見ると土坂峠は短いながら結構キツそうなのと、その辺りではもう夜間走行確定なので、その後の下りもそれほど飛ばせない(+危ない)、というのがちょいと気がかりでしたが。
薄暗くなり始めたところでR299を東に進みます。
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真っ直ぐ行くとR462で藤岡・鬼石、右に行けばR299で秩父。
写真は明るく写っていますが、実際には暗くなり始めていたのでぼけちゃいました。
朝は右から来ましたが、ここを真っ直ぐ進みます。

しばらく進んでK71を右に曲がると土坂峠への上りですが、そこまでの距離を把握していません。
頭に入っているルートの感覚では5kmも走れば曲がるような気がしていましたが、なかなか曲がるポイントに辿りつかない・・・結局10km以上走ってやっと右に進路をとりました。
この10kmの間に完全に日が暮れて辺りはもう真っ暗です。うーん、できればそうなる前に最後の峠を越えたかった・・・
上りに入るので一旦停まってぶどう峠から着っぱなしだったウインドブレーカーを脱ぎました。ついでにガーミンをパシャリ。
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少なくとも3kmは上りが続きます。ざっと平均8%ってとこでしょうか。かなりギザギザしているので、緩いのと10%超の激坂の波状攻撃みたいです。
で、走り始めてみるとやっぱりその通り、緩急の差をつけて攻めてきます(笑)。
急のところはもちろんインナーローですが、緩になってももはやシフトアップ不能です。4000m近く上ってさすがに脚も売り切れてますね~。仕方ない、ゆるゆると上っていくしかありません。
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たまーに車が通るだけで誰もいない真っ暗な峠道を静かに黙々と上っていると、なんだかもう夜中の0時くらいかのような寂しい気分になってきますが、実際には18時前、夏ならまだ十分に明るい時間です。
300mくらいの標高差でしょうか、これがこのライドの最後の上り、と何とか足を廻し続けてやっとピークに辿りつきました~・・・と、トンネルでした。ここの峠をトンネルで抜けるとは把握していなかったので、暗闇に突然現れたトンネルにちょっとびっくり。
トンネルの手前で一枚。
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走りながら一枚。
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もひとつついでに抜けてから見返して一枚。ここで群馬県から埼玉県に入ります。
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あとはもう十数km、下って平地に出てひたすら足を回して道の駅龍勢会館に帰着。予想通り、18時半くらいでした。
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着替えてバイクを片付けて撤収、関越が事故渋滞していたので残念ながら21時の帰宅はなりませんでした。

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210kmで獲得標高4335m、ルートラボでは約4600mでしたがガーミンではそれより小さい数字になりました。
ほぼ200kmの山岳ブルべくらいの数字ですね。経過時間の12時間48分は去年参加したブルべ「上毛三山」の認定タイムとちょうど同じです。
往復違うルートを通って左右対称の断面で大中小5つの峠を上り、好天の中綺麗に色づいた山々を見ながら走る・・・
想定したタイムスケジュール通りに事が進み、トラブルもなく、実に満足度の高いライドになりました。
今までのソロライドの中でも1、2を争う印象深い旅でした。いやあ満足満足。同じルートじゃなくてもいいから今度は仲間の皆さんと走りたいですね~


さて次はどこに行こうか、となるわけですが次の週末・・・また土日だけ雨の予報です。おいこら天気、何とかせんか~(怒)

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by gon_oz | 2015-11-11 02:02 | 自転車 | Comments(2)
Commented by 24we at 2015-11-11 20:47 x
ブログ記事楽しかったですよ
ぶどう峠はまだ未知なので是非行き所です
八ヶ岳周辺もいいところが沢山あるみたいですが
だんだん距離が伸びて
日帰りはきついですよね
Commented by gon_oz at 2015-11-11 22:30
24weさん
コメントありがとうございます。
この季節、山がいい色になっているので天気さえ良ければどこを走っても最高に気持ちいいですね。ぶどう峠も静かでいいところでした。
これから寒くなると走りにくくなるので一日に走る距離としてはこのくらいがいいところかなあ、と思います。
年内なんとかどこかでご一緒できるといいですね~