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L S C H

房総半島先っちょツアー<後編>

前回の続きです。
磯の香亭で満腹になった我々は、摂取したカロリーを燃やすべくまた走り始めることにしました。
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ここから20㎞弱は房総半島の先っちょ部分の海岸沿いをひた走りました。ここは東向きで今までと方向が違い、さらに海沿いだったので向かい風が結構強かったですね。
順番もちょっと流動的に、オヤジさんが前に出て
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さらにZENさんも前に出て
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と自分は少しずつ後ろに下がってみたりして。色んな人の後ろで走るとそれぞれの走り方とかバイクとか見られて面白いですね。
ここまでずーっとかじさんが牽いていましたが、この海岸区間の後半、風がキツいところでZENさんがすーっと前に出て、かじさんと二言三言言葉を交わしてそのまま先頭に出て牽き始めました。うーん、漢です!カッコイイ!
海岸から内陸に入って北上し始めるところのセブンで休憩。一応食後のデザートタイムということで。でもみんなまだ天ぷらが効いていてそれほどスイーツも進んでいなかったかな?
そして、ここを出てからの30㎞余り、序盤は館山市街を通ったりしたけどその後は房総的アップダウンがひたすら続いて走り応えあり。このルートをトレインでヒィヒィいいながら走っていくのは最高に楽しかったですね。もうこの辺ではほとんど写真を撮っている余裕はありません。
そろそろ休憩を・・・って思っていたところで道沿いの川の向こうにソフトクリームのオブジェあり。全員の意見が一致してここ「みねおかいきいき館」で休憩することになりました。
今回は珍しくソフトクリームの写真を撮り忘れませんでした(笑)。
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みんなが美味しくソフトクリームを頂いている間、その気力もなく力尽きて地べたに横たわる黄色いマグロカッシー。
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名誉のために書いておくと、彼は2週間前に600kmブルべを見事完走したばかりなのです。この30㎞余りの走りを後ろから見て「やっぱり600km完走するだけの力強い走りだなあ」と感心していたのですが、ブルベの疲れがとりきれていなかったのでしょう。いやあお疲れさまです。
隣の牛舎にはめずらしい「白牛」がいました。なんでもインド産だとか。
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ここを出てしばらく走ると復路唯一の峠を越えます。
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名前はあるのかな?おそらく百数十mだと思います。
このあたりから夕暮れてきて、往路と同じルートに入りセブンイレブン富津大貫店で最後の休憩をした時にはすっかり真っ暗でした。
大人数での夜間走行は初めてでしたが、何だか非日常感があって意味もなく楽しいですね。16号などの幹線道路を走りましたが、クルマが少なくて走りやすかったこともあるでしょう。
富津から君津、木更津と順調に抜けて袖ヶ浦に戻ってきました。
公園に戻る最後の直線はみんなそれぞれに踏み倒して最後の〆をしてゴール。

ここからさらに70㎞自走の来瀬くんとはここでお別れ。お疲れさまでした。ほんとアタマが下がります。それ以外のオヤジ達はクルマで近くのガストに移動して打上げ。

距離の割にかなり端折って短めのレポートとなりましたが、実に楽しいライドでした。天気も良く、落車やパンクといったトラブルもなかったので終始順調に走れたのがよかったですね。
企画・ルート作成をしてほとんどの区間を牽いてくれたかじさん、ご一緒頂いた皆さん、ありがとうございました。
次は紅葉の季節にまた行こうという話が出ています。タイミングが合えば参加したいですね。てか是非日曜日に!
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今度の週末はジャパンカップも魅力なんですが、三週連続の遠出はちょっと厳しいのと土曜日に大学のクラス会があって早起きは出来そうもないので、適当に近場を走るつもり。
その次の日曜はYabooさんの企画に乗らせてもらい柳沢峠~河口湖~御坂みちあたりを走る予定です。

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# by gon_oz | 2014-10-17 01:56 | 自転車 | Comments(4)

房総半島先っちょツアー<前編>

前回エントリー最後に追記しましたが、夏の忘れ物<自走スバルライン>は忘れられたまま来年の夏を待つことになるかも・・・

三連休で天気が保証されているのが11日(土)だけであれば、なんとかその日に走れるようにしたくなるのが人情というもの。仕事の予定をちょっと捻じ曲げて、かじさん企画の房総半島先っちょツアーに参加してきました。
6時に袖ヶ浦海浜公園集合ということで、余裕を見て4時過ぎに出発。ガソリンスタンドとコンビニに寄って板橋本町から首都高に乗り、C1→1号→湾岸線→アクアラインで東京湾を一跨ぎ。アクアラインは子供が小さいときに房総に旅行に行って以来十数年ぶり。当時はETCもなくて(世の中にはあったのかな?)片道4千円位したような・・・。
5時20分頃に集合場所駐車場に着いてみると、ちらほらと停まっている車もありますが、真っ暗だしどれが仲間のものかわかりません。とりあえず隅っこに停めてトイレへ。ちょっと離れたところに仲間の皆さん数台固まって停めているようで、そっちに移動しようかとも思ったんですが、まあいいやとそのまま準備。
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皆さんほぼ準備完了の図。
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この日の参加者は:かじさん、ZENさん、shironago’sさん、araitaさんただのオヤジさん、柏餅さん(カッシー)、来瀬さん、そして自分の計8人です。

なんとここまで70km以上自走の来瀬くんと、久しぶりにお会いしたらちょっと幅が広くなっていた(?失礼!)ただのオヤジさん。
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予定通りに全員集合、準備もできて8人のトレインで走り始めます。房総といえば「房総の暴走機関車」ZENさんですが、この日はかじさんの企画、ルート作成ということでかじさんが先導します。
序盤はほとんどこの位置で走りました。先頭を牽くのがかじさん、その後ろがカッシー。自分が3番目。後ろは・・・ちょっとわかりません(笑)。最初は自分の後ろがシロナゴさんだったかな?
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順調に40km弱走ってセブンイレブン富津湊店で最初の休憩。
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さらに同じくらいの距離をいいペースで走ります。房総は高い山がない(千葉県は最高峰が47都道府県で一番低いんでしたっけ?)のですが、細かいアップダウンがあって「平坦路」という感じではありません。その微妙な負荷が楽しく走れる理由でしょうか。断面図では往復それぞれにちょっとずつ峠があるように見えていましたが、実際には上り始めて「お、来たか!」と思ったのもつかの間、あれれ?と言っている間にピークに辿りついてしまいちょっと拍子抜け。そんな道程を経て、道の駅三芳村で2回目の休憩。
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この日は実は「オヤジディープリムの会」決起集会を兼ねていたそうで、そのうちの2台、ZENさんのFELT-コスカボ、araitaさんのCOLNAGO-コスカボと自分のCanyonのショットです。ディープリムではありませんがマビック仲間ということで混ぜて下さい(笑)。皆さんのディープリム(前後)と自分の完成車でお値段同じくらいでしょうか。

ここで昼食を予定している店に開店時間を確認したところ、12時からということで直行するにはちょっと時間が早めです。どうしようかとあれこれ相談、少し戻って峠を越える案も出ましたが、ひとまずはこのまま真っ直ぐ進むことに。
もう一つの昼食候補だった国民休暇村館山で一旦停止、限定20食の「炙り海鮮丼」があるかをカッシーが中に入って訊いてきてくれましたが、予約が入っていて3人分くらいしか残っていないとのこと。
昼食は予定通りとしてそのまま直進、その店「磯の香亭」を一旦通り過ぎて洲崎灯台に行きました。
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天気はよかったもののそれほど空気は澄んでいなかったので遠景は今一つでしたが、それでも気持ちのいい眺めを堪能することが出来ました。
せっかくなのでここで記念写真など。
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そろそろ行きましょうかということになり上ってきた階段を下りて行きますが、目の前を歩くこの人、裸足ですよ。地元のサーファーでしょうか?
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いえいえ、自転車仲間のカッシーです・・・クリートの付いたサイクルシューズでは階段を上りづらいので脱いでしまったとのこと。しかもその脱いだ靴は階段の途中に無造作に放置してありました。うーん、ワイルドすぎる・・・

自転車を停めさせてくれた階段下の商店で御礼に補給食など買って灯台を後にし、2~3㎞戻って磯の香亭に到着。開店したばかりの時間で、座敷に案内されました。
メニューは大きく分けて刺身系と天ぷら系。全員が天ぷら系をチョイス(本当は海鮮丼が目当てだったはず?)、自分は地魚天丼(大盛)を頂きました。
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仕上を漬けとかけで選べたので自分はかけにしましたが、サクサクしてとても美味しかったですね。大盛も普段だったらちょっと多いかな、っていう量でしたがライド中なら問題なし。自分としては適量でした。
みんな満腹100~120%となり、食後も談笑しながらゆっくり休んで午後の部へ出発です。

ちょっと短めですが前篇はここまでとさせて下さい・・・

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# by gon_oz | 2014-10-15 01:48 | 自転車 | Comments(0)

ルディ・プロジェクト エクセプション導入記

台風がやって来て、過ぎ去って行きました。この週末、自転車に関しては土曜出勤の往復で約40km乗っただけ。日曜は朝から雨でノーライド、洗浄キットでチェーンの掃除をしただけにとどまりました。
久しぶりに一日家にいたので、itunesの音楽データで一杯になったPCのメンテナンスとか、同じく残容量に余裕がなくなってきたブルーレイレコーダーの中身をメディアにコピーしたりとか、家族でのんびり3食食べたりとか、なかなか有意義に過ごすことが出来ましたね。

というわけでブログ的にはネタがないので、9月に途中まで書いてほったらかしになっていた記事を書き上げてみましょう。アイウェアについてです。
もう一月半ほど前になりますが、ロードバイク購入後、というかクロスバイクに乗り始めて以来最大(お値段的に)のアクセサリー類を導入しました。
タイトル通り、ルディ・プロジェクトのエクセプションです。
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ド近眼である私は普段はメガネをかけています。大学1年の時、運転免許取得にあたってコンタクトレンズにして(試験場でメガネで視力検査に落ちてトボトボ帰ってきて、コンタクトに替えた)以降、十数年コンタクトを常用していましたが、角膜に傷がついたりで煩わしくなって今は完全にメガネ生活です。
自転車に乗る時も普段通りのメガネだったわけですが、走行時の目の保護としては一応メガネでも役に立っていて、走行中に目にゴミとか虫とか埃とかが入って痛い思いをするようなことはありませんでした。真夏はサングラスが欲しいなあ、と思うことがありましたけど、このままメガネで乗り続けててもいいかなあなんて一時期は思っていました。

ところが、最近はロードバイクに乗り始めたころに比べて、下ハンを握ることがちょっと多くなってきました。下ハンを持つと前傾姿勢がきつくなって上目遣いになるわけですが、メガネだと進行方向の視界がフレームからはみ出てしまいます。特に夏は汗をかいてド近眼の厚くて重いメガネはずり落ち、鼻眼鏡気味になるのでなおさらです。不自然なまでに顔を起こして前方の視界を確保するか、それも首がつらくなってきますから0.01の視力でぼんやり見えるだけで走るか、の選択になります。てかこの両方を適当に繰り返しながら走るんですけど、これがストレスなんですね。いや、ストレスなのはまあ置いといて、危険です。

改善案としては
①コンタクトレンズ+一般的なアイウェア
②度付サングラス
さらに②の中で
  ②-1:色付視力矯正レンズ(一眼)
②-2:視力矯正レンズ+色付(度なし)レンズ(二眼)
といった選択肢があります。

まず①、コンタクトレンズ+普通のアイウェア。
最初の方で書いたように、コンタクトレンズ自体は以前使っていたことがあるので(ソフト、ハード共)特に抵抗はありません。使い捨てなら自分のように休日だけ使いたい、っていう時でもメンテナンス的に好都合でしょう。
アイウェアの選択肢も広くなります。定番のオークリーからユニクロの1000円まで選び放題ですね(笑)。
難点は経済性。週一回だけなら大したことないかもしれませんが、自分の家族の使い捨てコンタクトレンズ使用率は只今50%、自分が使い始めるとそれが75%に跳ね上がって経済的負担がさらに増します。これを考えた時に「うーん・・・」となってしまいました。
視界が広くなって走りやすいことはわかっているんですけど、やっぱりやめときました。

で、度付サングラスにしたときにはやっぱり二眼だろう、ということは前から思っていました。
一眼だと視力矯正もサングラスとしての色の濃さも調整できない。今でも少しずつ近視が進んでいる身としてはやっぱり二つの要素が別になっている方が後あと融通が利いていいでしょうからね。
ネットや実店舗で二眼フリップアップのアイウェアを色々探してみて、やっぱりエクセプションが第一候補、ということになりました。初期投資はちょっと高いですけど。

最終的には御徒町の有名専門店で買ったんですが、まず一度様子見で行ってみて試着したりいろいろ話を聞きました。他の候補もあったけど店の人のお薦めもエクセプションで、かけてみた感じもしっくりくるし、まあこれで決まりだろうと内心はすぐに結論が出ました。
あとはレンズの選択肢でお値段に幅があり、その辺の説明をじっくり訊いて、どれにするかを改めてゆっくり考えました。

2~3週間経ってから注文に行ったのですが、悩んだのは矯正レンズの厚さ。普通タイプか極薄タイプかで5000円ほど違います。㏓っていう度がキツいレンズ用の小ぶりなタイプにして、重量も変わらないってことなので結局普通タイプにしました。サングラスのレンズはオーソドックスな(透過率が高い)レーシングレッドを選択。これは取り外せるので後から簡単に違うタイプに交換可能です。
メガネは新調したばかりだったので度はそれと同じとして、注文はすぐに終わりました。

出来上がるのに10日ほど要して、ワクワクしながら受け取りです。
メガネをはずして出来上がったアイウェアをかけてみると・・・想像していた以上に見え方が違います。遠くを見る分にはいいんですが、近くを見ると遠近感が違って焦点が合わない感じです。店の人からもそういう風になるって言われました。目とレンズの距離がメガネと全然違うからでしょう、これは慣れるしかないですね。フィット感自体は上々、自転車用ということでノーズパッド辺りを調整してちょっと上目にセットされるよう(前傾で見やすい)調整してくれました。それから取り扱いを色々教えてもらって受け取りました。

赤城山をDNSして帰りに奥武蔵に寄り道して猿岩線を上ったりした時がシェイクダウンでしたが、その後1ヵ月半ほど使っての印象を。

いいところ
・走っているときの見え方(前方)は上々。下ハン持っても視界良好で前方がよく見えます。
・試着したときは矯正レンズが入っていなくて軽かったので、実際のものは重いんじゃないかと心配したけど、フィットしていて汗をかいてもずり落ちることもないし、重さもほとんど気になりません。
・目の保護、紫外線カットという基本機能はもちろん問題なし。
・フリップアップはちょっと暗いところとかで簡単に視界を明るくできるので便利。
・普通の矯正レンズでもそれほど厚くない(lxタイプだからっていうのもあって)
メガネ(左)とエクセプション(右)の厚さ比較。端部のカットの仕方も違います。これはショップ独自のものなのかな?
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あまりよくないところ
・上で書いたようにlxっていう小さめのレンズにしたので、横の視界は狭い。合流等で後方を見ようと思うとすぐにレンズから視界が外れてしまいます。
・見え方の違いは慣れたけどやっぱり近くが見えづらいことには変わりないですね。スマホを見るのは正直ちょっとつらいです。特に二眼にしているとき。透過率が高くわずかに着色しているだけとはいえ、フリップアップして矯正レンズだけにするとかなり見えるようになります。
・お値段高め。まあこれはしょうがないですね。価格相応ではあると思います。

こんな感じですが、よくできていて気に入ったし、大枚はたいて買ったものでもあるし、末永く使っていきたいと思います。レンズを買い足したりしてもいいしね。
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※これを書いて久しぶりに購入店のHPをのぞいてみたら、なんとエクセプションの後継モデル「インパルス」が発表されているじゃないですかぁ!11~12月入荷予定とのこと。
詳細不明ですが、あえて写真の比較などはしていません・・・・べ、別にうらやしくなんかないんだからね!いや、ホントに。

「アイウェア買いました~」の一言で済む話題をだらだらと引っ張って長くなってしまいました。ここまで読んでいただいた方いらっしゃいますかね(笑)?

次の週末は三連休です。土曜はおそらく仕事、日曜午前中にもちょっとした用で仕事が入ってしまったので、月曜に「夏の忘れ物を見つけに行くライド」として、夏休み中に密かに計画していたけどタイミングを逃して実現しなかった自走スバルラインを実行しようと思ったのですが・・・・
また台風が来ています(怒)。二発連続の週末狙い、いい加減にしろやおい!!
万が一台風が見事に逸れて実行可能となったら、ご一緒頂ける方・・・いないですよねえ、今頃になってから(笑)。いらっしゃれば是非!

10/10追記:13日(月)は雨が確定的なので上記の予定は取り止めとしました。代わりに明日かじさん企画のライドに参加予定です。

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# by gon_oz | 2014-10-07 23:04 | 機材 | Comments(6)

まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<後編>

前回の続きです。え~、文字ばっかりですよー!

思うように速度が上がらないままに9kmを過ぎて勾配が急になってきました。心理的にはこの辺りが最初のピンチだったでしょうか。
”やっぱりスタート直後に飛ばし過ぎたか”
”このままスピードが上がらないままだと100分も切れないかも知れない。90分とか92分とかを目標に掲げておいてカッコつかないなあ”
などと弱気の虫が頭をもたげます。
しかし、普段のライドでも一旦乳酸が溜まって脚が廻らなくなっても、辛抱して走っているうちに回復するのはよくあること。少しずつポジションをずらしたりダンシングを織り交ぜたりして、疲れが分散するように心がけながらなんとか平均スピード近辺かちょっと下ぐらいをキープします。

心肺もかなりつらい状態でしたが、12㎞くらいだったか、一人の若者が右後方からやってきて「こんちわー」と声をかけてきました。あれ、こんな知り合いいたっけなあー、と一瞬考えますが自分の狭い交友範囲、しかも自転車仲間にはいない顔です。ってなことを瞬間的に思いながら
「ちわー(あんた誰だ?ゼェゼェ)」と返事を返したら
「キャニオンですねー」と続きました。彼は自分のバイクを見て声をかけてきてくれたのです。彼自身のバイクは・・・・忘れました(笑)スイマセン。
「いやあ一番安いアルミのですけどねえ(ゼェゼェゼェ、話をするのもツラいんだけど・・・ゼェゼェ)」
「そーなんですかあ。キャニオンはコストパフォーマンスがいいですよねえ」
「そうですねえ(ゼェゼェ、円高だった2年くらい前は今なんかよりずっと安かったらしいけどゼェゼェ。円安が進んだ今でも他のメーカーに比べればいくらかは割安だねゼェゼェ)」
「それじゃお先に。頑張ってくださ~い!」
「お互いに~!(ゼェゼェゼェ、こんな時じゃなけりゃゆっくり色々とキャニオンとかロードバイクの色々な話が出来たのにーゼェゼェ)」
こんな会話が繰り広げられ、Dグループのゼッケンをつけた彼はすーっと前に出ました。その後もずいぶん長い間その後姿は視界に入っていて、何㎞か後には追い抜けるかな?と思ったりもしたけど結局そのまま前方へと消えて行ってしまいました。バイクを見て声をかけられたのは初めてだったのでちょっと嬉しかったですね。ほんと、こんな時じゃなければゆっくり話が出来たのに。

その後も7~9%くらいの勾配がずーっと続きます。あまり変化しない中でも少しずつ緩くなったりきつくなったり。緩い部分では何とか平均くらいをキープ、きつい時には11~12km/hくらい。いくらなんでも二桁スピードはキープしなきゃ、と思いますが、一度だけ9km/h台に落ちてしまいました。やべっと思ってすぐに踏み直して10km/h台に回復しましたけど。
まあそんな調子でどうしてもペースは上がりません。しかし、10%超の勾配もないことから何とかズルズルとスピードが落ち続けることはなく踏みとどまりました。

この我慢の区間を何とかやり過ごすと、今度は断続的に九十九折れに入ります。
九十九折れって単純に想像すると、っていうか他の坂での経験からもカーブ部分の勾配が急で直線部分の勾配が緩いのが普通じゃないかと思うんですが、ここの場合はカーブ部分の勾配の方が緩く感じるんですよねえ。なので、カーブでは結構スピードを出すことができて、平均値以上の15~16km/hで気持ち良く曲がりながら上ることができます。
カーブは平均値以上で直線は平均値以下、そして前半の前半の20㎞超で走った分の貯金とさっきの急勾配区間での借金、全部合わせると帳尻は合うんだろうか合わないんだろうか・・・なんてことを取り留めもなく考えながら漕ぎ続けます。
波のように何回か心肺と脚力が辛くなることがあり、左の太腿に攣り始める予兆みたいなものもありましたがなんとかやり過ごしました。

残り5㎞を切ると何となく先が見えてきます。このあたりからか、また沿道には応援の人たちが声をかけてくれて力をもらいました。
残り2㎞で最後の給水地点、水はもらいませんでしたがボトルのドリンクを口に含んで最後のひと踏ん張り!と気合を入れ直しました。もうちょっとでゴールできてこの苦しさから逃れられる嬉しさが8割とあと少しでこのレースが終わってしまう寂しさが2割、そんな気持ちです。
そしていよいよ最後の上りストレートに入ってゴールのゲートが遠くに見えてきました。道の両脇にはたくさんの人が応援の声を上げてくれています。
ここでラストスパートだ!踏み倒せ!と下ハンを持って一気に加速・・・はできませんがとにかくピッチを上げて何人かは抜かしました。しかし、この最後の数百mを踏み続ける脚が残っていません(笑)。残り100mくらいであえなく失速、ブラケットポジションに戻ってスパートをかける前くらいのスピードを必死にキープしてゴール!
同時にラップボタンを押して表示されたタイムは・・

1時間27分台です。やった~!!

ゴール後も数十mは緩く上る道(駐車場内)が続いていますが、もうほとんど走ることができません。歩くより遅いくらいのスピードで進み、休憩スペースは素通りして何とか荷物受取場所への列に並ぶことが出来ました。
しばらく待って集団でスタート。
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荷物受取場所へと下り、荷物を受け取ったら結果をツイートしてさっさと下山待機場所へ。ハルヒルの時はゴール後にもらえるものがあって並んだりした結果、下山で待たされすごーく時間を喰ったので、今回はとにかく先へ先へとどんどん進んで行くことにしました。
待機場所には列ができて整然と順番待ちしましたが、そこに続いて並ぶとなめこ汁がふるまわれました。
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量は多くはありませんが美味しくいただきました。これを3000人分作って配る、ってそれだけでも大変なことです。そのまま15分か20分くらい待ったでしょうか、やっと下山が始まりました。
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下山と言ってもゴール後は大沼までひとまず下ってきてますから、まずは上りです。みんなさすがに脚に来ていますからかなり遅めのペースで上って行きました。
ピークを過ぎて下りに入るとさっき苦しんだゴール前の直線を次々にみんな上ってきています。苦しそうな人がいれば楽しそうな人もいる、みんなそれぞれにこのレースを楽しんでいることがよくわかりました。

その先はブレーキかけまくりではありましたが、集団で順調に下りて行きます。姫百合駐車場を過ぎたところで最後尾の参加者(最後尾のたすきをかけた伴走スタッフと一緒)とすれ違いました。時折「がんばれー」と声をかけられていました。自分も声をかけたかったけど周りの人がみんな黙ってたのに流されてそのまま通過・・・ちょっと後悔。
森を抜けると上りのコースから外れますが、前橋の街を綺麗に見下ろせる緩やかな下りが気持ちよくて印象的でした。そして、色んなところで周辺の住民の方が手を振って見送ってくれます。ハルヒルの時も同じでしたが、これはほんとに嬉しいものです。
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途中信号待ちとかはありましたが、ほとんどストレスなく会場まで戻ってくることが出来て、このあたりはハルヒルよりこっちの方が運営が上手いんだなあ、と思いましたが、後でいろんなブログ等見てみると、後から下った人はやっぱり信号待ちで1時間とかかなり大変だったみたいです。
結局どっちもあんまり変わらないのかな。スムーズに下山するにはとにかくさっさと下りる、これしかないようです。
会場に戻るとまずトイレを済ませ、完走証を受け取りに行きました。高校生のボランティアでしょうか、こっちが番号を言う前にヘルメットのゼッケンを見て打ち出し始めてくれています。要領がよろしい。
で、受け取ってみるとあれれ?

1時間28分1秒でした。

ゴールした瞬間はガーミンの秒までは読みきれなくて、とにかく1時間27分だけが目に入り、喜び勇んで87分台でゴール、ってツイートしちゃったんだけど・・・
ああ、と思い当たる節がありました。計測開始地点を通過する瞬間にガーミンのラップボタンを押したんだけど、あれってラップボタンを押してからそれまでのラップ距離・タイムが表示されるのに少しタイムラグがあるんですよね。
しかもちょっと押し方が中途半端になっちゃったんで、あれ?押せてなかったかな?って十数メートル進んでから二度押ししちゃったんですよ。それに違いありません。
案の定、後でアップロードしたデータを見てみたら1時間27分55秒のラップの前に4秒だけのラップが残っていました。合わせて1時間27分59秒にボタンを押すタイミングの誤差を2秒足して1時間28分1秒ってことですね。まあ大勢に影響ないしどっちでもいいです。一応訂正ツイートはしておきましたけど。
でもこれが丁度あと2分遅くて、ぎりぎり90分切れたと喜んだのに公式記録が90分1秒だった、っていうことだったら結構泣けますね(笑)。

その後は出店をぶらぶらまわって、金券に+αでオンヨネの靴下を買い、焼きそばとノンアルコールビールで簡単に昼食を済ませて会場を後にしました。
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駐車場に戻ってバイクを片付け、着替えて一休みしたら撤収です。
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この時点で12時過ぎ、と時間に余裕があったので帰りは下道です。節約節約。
超早起きだったので帰路では睡魔に襲われ、道の駅やカインズホームで休憩や買い物をしつつ15時過ぎに無事帰宅したのでした。

<総括>
こんな感じで終わった赤城山HC、ハルヒルに続いて2回目のヒルクライムレースでしたが色んなことがうまく運んでとても楽しめる大会になりました。拘束時間が短く済んだこともそうですが、何といっても目標タイムをクリアできたこと、これに尽きます。
ハルヒルも目標を設定してそれをクリアしましたが、1回きりの試走のタイムを元にいわば当てずっぽうに近い感じで決めた目標でした。今回はそのハルヒルと赤城山の過去の優勝記録と自分の記録を元に曲がりなりにもちゃんとした根拠を持って決めた目標ですから、自分にとって「目標」の重みが違います。ゴールしてガーミンのラップタイムを見た瞬間の嬉しさはちょっと忘れられないですね。
年代別順位もハルヒルは1207人中527位で上から43%でしたが、今回は1007人中339位で上から34%と、ちょっと位置が上がりました。来年出れば40台最後ですから、また少しでもこの数字を上げたいものです。

<装備>
今回の装備はこんな感じでした。
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ハルヒルの時はサドルバッグをやめて最低限のパンク修理道具をジャージのバックポケットに入れたのですが、今回は一応補給食のゼリーを持っていくことにしたのでバックポケットはそれとカメラ等で満席、よってパンク修理道具はヴィットリアのツールケースに入れてボトルケージに刺しておきました。サドルバッグよりはこの方が重心が下がるからいくらかはいいかな、というわけで。
ボトルは24ozではなく20ozの方です。数回ドリンクを口に含んだ程度だったのでこれで十分でした。
ゼリーも結局摂らずじまいだったので結果的にはちょっと過剰装備だったですかね。天気が良かったので下山時にレッグカバーも使わなかったし。
これはあくまでも結果論で、上が寒かった可能性も十分あるんだからいいんです。

<来年は?>
ハルヒルも赤城山も凄く楽しくていい大会だったので、両方とも来年も出たいですね。ただ、群馬の隣り合ったこの二つだけ、っていうのもちょっと何だし、経験を拡げる意味でもMt富士あたりに出てみたいなあと思っています。
今年と同じスケジュールだとハルヒルと富士は中二週。体力はともかくガソリン代とか時間とか、その辺の確保がちょっと難しそうです。春1回、秋1回のヒルクライム参戦だと春はハルヒルとMt富士の二者択一かなあ。まあまだ時間はあるので他の選択肢も含めていろいろ考えてみましょう。

後編はちょっと長くなってしまいましたが「第4回まえばし赤城山ヒルクライム大会」の参戦記はこれで終わりです。大会のスタッフの皆さん、他の参加者の皆さん、沿道で応援頂いた皆さん、ツイッター等で応援コメントを頂いた自転車仲間の皆さん、本当にありがとうございました~

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# by gon_oz | 2014-10-02 23:24 | 自転車 | Comments(4)

まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<前編>

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やりました!
「強気の目標」90分をクリアして88分01秒でフィニッシュです!
これは嬉しい!
と、結論から先に申し上げたところで参戦記にいってみましょう。

赤城山HCを申し込んだ時に走り以外の目標に挙げたのが「時短」。
当日受付枠の申し込み開始時刻に電話をかけ、目論み通りに200人程度の枠をゲットすることができました。2000円余計にかかりますが、前日から前橋入りしてホテルに泊まるのに比べれば安いし時間も有効に使えます。2週間前のBRM914と同じくらいのタイムスケジュールで、前日10時にはベッドに入り(今度はすぐ眠れた)、2時に起きて2時半頃家を出ました。関越道をスムーズに進み前橋で下りて、迷いようもないと思われる目的地間近でちょっと道に迷いつつ4時すぎにグリーンドーム駐車場に到着。
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まだ真っ暗ですが続々参加者の車が集まってきます。隣の人はロードスターにキャリアでロードバイクを載せていて、車種は忘れましたがLightweightのホイールを履いています。うーん、早そう!
なんてことを思いながら淡々と自分の準備を進めます。
本番で着るジャージはどうせゼッケンを付けるために一旦脱がなきゃならないのでウエストバッグに突っ込み、下山用の薄手長袖ジャージを着ました。コンビニで買ってきた朝食を食べ、補給食だのなんだのをあちこちに突っ込んで、会場に向けて出発。
しかし、会場までの大体のルートは頭に入れたつもりですが、真っ暗なので駐車場からの出口がどこなのかもよくわかりません。なんとか出口までたどり着いたら、周りを見渡して出発しようとしている他の参加者とタイミングを合せ、さりげなく少し間をあけてついて行きます(笑)。

駐車場を出て走り出すとすぐに周りを走るローディも増えて、K4に入る頃には仲間と走る時より少し広めに車間をとった数台のトレインが形成され、視界の先の方にも同じように何台ものロードバイクが列をなしています。
空が少し白み始めて薄明るくなりつつある中、無言で進むたくさんのローディたち・・・うーん、いい雰囲気ですねえ!ヒルクライムという「自分との闘い」を目の前にして俄然気持ちが盛り上がってきました。

ほどなく会場に到着、5時を少しまわったところですが、すでに多くの選手でにぎわっていました。会場の見取り図はざっと見て当日受付の場所も確認していましたが、実際に会場に立ってみると位置関係がさっぱりわかりません。ハンドマイクを持ったおじさんを捕まえて「当日受付はどこですか?」と訊いてみると目と鼻の先でした。
まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<前編>_b0144082_137964.jpg

2000円を払って受付を済ませ、袋の中やらゼッケンやらを確認。まだ薄暗いので照明の下でジャージにゼッケンを取り付けました。そのジャージ(半袖ペラペラ)を着て、寒いのでその上からまた下山用の長袖ジャージを重ね着です。
山頂への荷物預かりは始まっていましたが、できるだけぎりぎりまでそのカッコでいたかったので、荷物の袋をぶら下げたままトイレに行ったりぶらぶらしたりして時間をつぶします。
まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<前編>_b0144082_1374498.jpg

とはいっても売店もまだやっていないし激しく手持ち無沙汰なので、観念して締切30分くらい前に長袖ジャージを脱いで袋に入れて荷物を預けました。
まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<前編>_b0144082_138147.jpg

その後は身軽になったので、一度敷地の外に出てウォーミングアップをしました。それほど会場から離れないように周りの道をあっち行ったりこっち行ったり、交差点で案内に立っているお姉さんから「会場はあっちですよ~」って言われながら逆向きに走ったり(笑)。
3~4㎞くらいだと思いますが、まあ心拍も一度上げといた方がいいみたいだし、じっとしているよりはましっていう程度に体を温めて会場に戻り、Cグループの待機場所に自転車を並べました。
まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<前編>_b0144082_1382779.jpg

あとはその横でストレッチをしたり(ウォーミングアップランと順番が逆!)またトイレに行ったり、そのうち開会式が始まってスピーチ等聞くでもなく聞いているうちに時間が過ぎて行きます。
そしてついに7時になりいよいよAグループがスタート、5分おきのスタートなので10分には自分のCグループがスタートとなりました。
まえばし赤城山ヒルクライム大会参戦記<前編>_b0144082_1391559.jpg

(ここからゴール後まで写真はありません)
最初は狭い道を抜けてのパレードランなので特に緊張もありません。渋滞しそうな細い曲がり角をいくつか曲がってK4に出て広い直線になり、上細井町の交差点を過ぎると計測開始点があって本当のスタートです。このあたりから周りはみんなスピードアップ、結構な勢いでカッ飛んでいきます。最初のうちは勾配も緩いので自分も流れに乗って20km/h超で飛ばしました。

ここでレースの作戦のおさらいです。「強気の目標」90分切りを達成するためには20.8㎞のコースを平均13.9km/h以上で走る必要があります。
ブログ等色々なサイトでコース構成を見てみると、前半の約9kmの間は5%以下の緩勾配、そこから5~6㎞は7~9%の急勾配となり、その後は九十九折れで緩急織り交ぜた変化のある勾配となります。
試走は1回だけですごくゆっくり走ったのであまり自分では特徴を把握していませんでしたが、一夜漬けでこんな構成であることを頭にインプットしました。
で、作戦は・・・
前半の緩斜面を14+2~3km/h
後半の急斜面を14-2~3km/h。
緩斜面が9kmなのででちょうど半分ではありませんが、大体こんな感じで走れば平均14km/h、つまり90分切りが達成できるはず。ああ、なんて大雑把でわかりやすい作戦なんだ!

で、この作戦を完遂するため、スタート直後の20km/h超は飛ばし過ぎにしても、その後ペースが落ち着いてからも何とか18km/hキープを目標に淡々とペダルを回します。
ヒルクライムでも緩斜面ではペースの合う人や列車を見つけてドラフティングでスピードアップや体力温存、みたいなことをよくブログで読むので、今回はそういうことができないかな~、と周りを気にしながら進みましたが、なかなかペースの合う人がいません。てか、20km/h以下でそんな効果あるのかいな?と思いつつ、やっぱり単独走だなと割り切って走りました。
また、ハルヒルの時は申告タイムをかなり遅めにしたので後方からのスタート(申告タイムでスタート順が決まってたと思ったが)で、かなり前の組の人を抜かしたと記憶していますが、今回は逆に申告タイムが速すぎた(確か1時間20分)ので、周りも速い人が多くてあまり抜かすことはなく、後方からどんどん抜かれます。後ろのD組の人に最初に抜かされたのはまだ緩斜面の中盤辺りを走っている頃だったでしょうか。

こんな感じで前半の緩斜面区間はペースを守って無難にこなしているつもりでしたが、7kmも8kmも走っていれば自分の脚力・スタミナでは当然タレてきます。目標の9kmくらいにたどり着く前に、既にスピードはほぼ目標平均値に落ちてガーミンの速度計は14~15km/hを表示していました。ああこれはまずい、このままじゃ目標は達成できない・・・と思っているうちにだんだん勾配が急になってきます。

ひとまず今日はここまで。続きは次のエントリーで。

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# by gon_oz | 2014-09-30 01:51 | 自転車 | Comments(2)