人気ブログランキング | 話題のタグを見る

L S C H

BRM1013あおば400km諏訪(後編)

更新が滞りまくっております(^^;
ブルべが終わってからすでに週末を二つ跨いで超古新聞なのでとっとと終わらせないと・・・

さて、後編は復路ですが、諏訪湖のPC3の時刻が16時38分。ここを出てしばらく経つともう夕暮れからあっという間に夜になってしまいます。秋の陽はつるべ落とし、ですね。PC3から次のPC4までは今回のコースのPC・通過チェック間で一番長い75km。平坦から始まって25kmくらいまで緩く上った後は50kmくらいずっと下り基調です。ここで貯金を稼いでおきたいところですが、下り基調ではあるものの微妙にアップも含まれていてスピードに乗りきれない感じだったような気がします。そして雨がポツポツ来はじめたのがこの区間の終わりころだったかな。
富士川のPC4ではカップラーメンなど。多分ブルべでカップラーメンを食べたのは初めてですが、コンビニのポットは90℃の設定になっているのがちょっと物足りないw。
そしてここから次の河口湖の通過チェックまでのルートに、おおよそ30kmで800m上る復路最大の上り区間が含まれています。山深い峠道、って感じではないですけど緩斜面を淡々と上っていく感じ。時刻は22時、23時と廻って完全に漆黒、そして雨はどんどん強くなって完全に本降りです。上半身はレインジャケット、ヘルメットにはレインカバーをかぶせていますが、下半身は無防備のビブショーツのみ。持参していたコンビニ袋を靴下の上から被せてシューズを履いていたのが、このあたりではまだ効いていましたかね。
この区間では後ろについた同走者で鬱陶しい輩が二人も現われました。一人目は急勾配でもないのにハンドルをふらつかせて後ろにぴったりつくので、自分の前にできる影がフラフラ動いて実に目障り。ハンドサインで前に出させると自分より速くてすーっと先に行っちゃうんだから何なんだか。
そこからさらに進んで行くとまた後ろから追いついてきて自分の後ろにぴったりついて来るのがいます。ブルべだからドラフト使っちゃイカン、とかは思わないけど真っ暗な中だとやっぱりライトのせいか邪魔くさい。大体後ろから追いついて来たんだから自分より速いわけですよ。とっとと抜かして先に行けばいいのになぜ後ろにつくのか。緩めとはいえ上りでドラフトが効くスピードでもないし、間違えようのない山の中の一本道だし、400kmなんだからブルべ初心者、ってわけでもないはずだし。
また鬱陶しいのとちょっともよおしてきたのでキョロキョロしながら進み、空き地になっている場所を見つけたのでハンドサインを出して右に逸れると、なぜかそいつもついてくるw
何考えてるんだよオイ!
「ちょっと用を足すだけだから先に行って下さい」というと「じゃあゆっくり行ってます」だって。いやゆっくりじゃなくていいからあんたのペースでさっさと行っちゃってください、と心の中でつぶやきつつ雨中の立小便。
そんなこともありつつだらだらと上り続け、やっとピークに到達。
BRM1013あおば400km諏訪(後編)_b0144082_18460978.jpg
若彦トンネル。
諏訪湖を出て暗くなって以来初めて撮った写真です。トンネルの中は完全な下り、トンネルを抜けてからも下り続けて河口湖畔を通り抜け、富士みちに入る手前で通過チェックのセブン。ここのレシートが23:50なので丁度日を跨ぐところですね。
イートインスペースで軽く補給しましたが、その最中にも船を漕いでしまう始末。眠さと疲れがピークに近づいている感じです。この先は富士みちを大月までひたすら下り基調、普通の状態なら踏まなくても軽く35km/hは出せる稼ぎどころ。でも事前の想定でもこの区間は眠さ+疲れとの戦いになるだろうから、安全に気を付けないととんでもないことになるゾ・・・と思っていました。
はぁ・・・とちょっと気を重くしながら外に出ると、そんな心配はすぐ杞憂に終わりました。暖房の効いた店内ではつい眠くなりましたが、外の寒さと降りしきる雨でとても眠さなど感じていられませんw
その代わり、というかちょっと店に入る前から調子が悪かった腹具合がまたちょっと怪しくなってきました。走り始めて2~3kmでまたコンビニにin。トイレに座りましたが結局空振りに終わり、スニッカーズだけ買ってまた再スタートです。
結局この下り基調も夜間の雨模様では思うように貯金は稼げず、安全に気を配りつつ30km/hも出さないくらいで巡航。大月からはR20をひたすら走ります。このあたりのことはよく覚えていないのですが、もうとにかく雨、雨、雨。
最後のPC5についた時には靴下の上に被せたコンビニ袋の中もすっかりびしょ濡れ。こんな時に有効なvelotozeのシューズカバーは嵩張るので装備から外していました。レインジャケットもある程度中まで水が沁みていたかもしれません。汗とどっちで濡れてるんだかよくわからない感じ。
ヘルメットカバーで頭が濡れずに済んだのはよかったかな。これで雨のダメージがかなり軽減されていたと思います。
朝のスタート地点でも半パンは自分とあと一人か二人しかいないな、と思ったのですが、PCでは他の人からも「寒くないですか~」と何回も言われました。実際のところ長くて急な下りもなかったから脚は基本動かしっぱなしで、濡れた割には下半身の寒さは感じませんでした。
このPC5、藤野のセブンが大体3時頃。「5時にはゴールできますかね~」などと他のランドナーと話しをしました。その時は一時的に小降り、というかほぼ止んでいたのでこれはいいぞ!と出発。しかし間もなくまた元通りに降りだして、またずぶ濡れのまま大垂水峠を通過。ここを過ぎればあとはほぼ下り基調です。高尾から八王子界隈を通過、高幡不動を過ぎればもう間もなくゴール・・・最後の裏連光寺坂では自分比で思ったより軽快に上れて最後に一人追い抜き、表をズバッと下って大丸公園にゴール。
BRM1013あおば400km諏訪(後編)_b0144082_18463842.jpg
ゴール時刻は5時3分、認定時間は23時間3分となりました。
ルートラボでは獲得標高約4,500mでしたがガーミンの記録では約4,000m、どちらにしても上昇率約1%ですからコースとしてはそれほど厳しいわけではありません。200kmで10時間を切ったことがない自分の脚力ですから、まあこんなものでしょう。
ゴール受付が終わったらお菓子を一つだけ頂いてすぐに退散、また25kmほど走って帰宅が7時前くらいでしたか。それから風呂に入ってとっとと布団に入ったのでした。


というわけで初めて走った400km、自分史上最長(100km以上)の雨中走行となる厳しい行程でしたが、特にトラブルもなく無事走りきることができました。
とりあえず400km走れる、ということがわかったからこれっきりにするか、来年になったらまたこの距離を走りたくなるのか、どうでしょう(笑)
ブルべで200km走ったら300km走ってみたくなり、300km走ったら一度くらいは400km走ってみるか、と今回エントリーしてみました。400km走ったら次は600km・・・という気にはなりませんw
自分の場合は400どまりですね。

何はともあれ、同走の皆さん、AJ横浜あおばのスタッフの皆さん、ツイッターでいいねや励まし、労いのお言葉を頂いた皆さん、とても遅くなりましたが改めてありがとうございました。
BRM1013あおば400km諏訪(後編)_b0144082_18471278.jpg

最後に今回のブルべの機材的ダメージ:
前編の最初の方に書きましたが、今回持参したライトは4本。そのうち中華の2本がお釈迦になりました。
BRM1013あおば400km諏訪(後編)_b0144082_18480677.jpg
左はお尻のスイッチ部分を覆うゴムのカバーを紛失、端子やスイッチの基盤が露出しています。ライトの機能は損なわれていないけどこれじゃ使えない・・・
右はこっち向いているのがお尻ではなくて頭のライト側です。ずっと自転車につけてあって、終盤で点けようとスイッチを押しても光らないのであれ、充電しくじったか・・・と思ってよく見たらただのアルミの筒に成り下がっていましたw
これらは雨だから、っていうんじゃなくて長時間の振動に耐えられなかったんですね。
そして一番大きいダメージがカメラ。雨が降りはじめてからは用意してあったビニル袋に入れてウエストバッグのポーチに入れていたのですが、ポーチもビニル袋も口の締め方が甘く完全に浸水。しかもそれに気がついたのがゴールした日の夕方。一週間くらい乾かしてからキヤノンのサービスセンターに持ち込みましたが、後日”内部が腐食して修理不能”の連絡ありorz。今までもかなりハードな使い方をしていたから、今回の雨だけが原因じゃないでしょうけど(実際スタート時から不調だった)、自転車に乗る時もいい写真を撮りたいと思って買ったそれなりのグレードのものなのでショック大きいです。はぁ・・・


にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村
by gon_oz | 2018-10-31 18:49 | 自転車 | Comments(0)